マーケティング・ロッジ 設立の主旨と想い

 

 マーケティングを理解するには、「企業とは、事業とは、経営とは?」 この問いと目的を認識することが前提となる。

P.F.ドラッカーは、企業の目的は只一つ「顧客の創造」であり、その為に必要な機能は「マーケティング」と「イノベーション」であり、この2つだけが企業の成果をもたらすと述べた。

故に、理念を実現する為に企業があり、世の為の為にお役立ちする為に事業があり、儲けてステークホルダーを喜ばせる為に経営がある。この事業を推進する最大の原動力とするのがマーケティングであり、その主体は企業ではなくマーケッターにある。「豊富なマーケティング経験」と「卓越したマーケティングスキル」、「未だに消えないマーケティング精神」を持ち続けているマーケッターが年齢を重ね、企業をリタイヤしていく中で、マーケティングの知的遺産をいかに守り継承していくか? ここにマーケティング・ロッジ設立の主旨と想いがある。

企業には定年退職があるが、マーケッターに定年はありません。マーケティングを学びたい人、マーケティングで事業拡大をしたい会社、マーケッター同志の交流をしたい人、いろいろな側面がありますが、“志あるマーケッターが集い合い、休息場となるロッジ”にしたいものです。

 

                          

                                               令和元年531日 桃下村塾 塾長 桃田雅好